COLUMN — 基礎知識
2026-10-24 公開基礎知識読了 約5分

同時通話とは。
「押して待つ」無線との違い。

「同時通話の無線機」と聞いても、普通のトランシーバーと何が違うのか分かりにくいものです。違いが出る場面と、選ぶときに確認したい点を整理しました。

同時通話とは、電話のように同時に話せること

従来のトランシーバーは、ボタンを押している人だけが話せて、他の人は待つ仕組みです。一方、同時通話の機種は、電話のように複数人が同時に話せます。誰かの送信が終わるのを待つ必要がありません。

比べるところ押して話す無線(従来)同時通話
話せる人ボタンを押している1人複数人が同時に
急ぎの声送信が終わるまで待つ待たずに全員へ届く
向いている場面連絡の頻度が低い、話す人がほぼ決まっている、近距離・少人数複数人が並行して動く、危険作業がある、指示と応答が往復する

差が出るのは、平常時より「危ないとき」

クレーンの旋回半径の下、視界の悪い坑内、フォークリフトの通路。こうした場所では、「危ない」の一言が誰かの送信を待たずに全員へ届くかどうかで、結果が変わります。

段取りの速さも同じ理屈です。確認の往復や聞き返しが減るので、指示を出して、応答をもらって、次へ進むまでの時間が短くなります。

向いている現場

  • 建設・土木・トンネル — 広い現場で、重機や粉塵の中、複数の作業が並行します。
  • 製造・工場、物流・倉庫 — 騒音下の指示伝達や、フォークリフトの安全確認があります。
  • イベント・スポーツ — 多人数が同時に運営します。混雑に強いことが要ります。
  • 医療・介護 — 急変のときに、すぐ応援を呼べることが大切です。

業種ごとの構成例は業種で選ぶページにまとめています。

選ぶときに確認したい3点

① 見通せるか

同時通話でも、電波は遮るものに弱いままです。BRIDGECOM は子機どうしが直接つながるのではなく、すべての通話がマスターを経由します。マスターから見通せない場所の子機は、すぐ隣に仲間がいてもつながりません。見通せない区間があるときは、サブマスターで中継します。

② 聞き取れるか

騒音の中では、「届く」ことと「聞き取れる」ことは別の問題です。ノイズキャンセルが弱いと、聞き取るために音量を上げ続けることになり、耳に負担がかかります。ReaCom ALVO 1.9 は ENC 2.0 を搭載し、メーカー公式カタログでは100dB超の騒音でもクリアとされています。実際の聞こえ方は装備やイヤホンで変わるので、実機で確かめてください。

③ 何人が同時に話すか

その場にいる人数ではなく、同時に話す人数で考えます。聞くことが中心の人は BRIDGECOM R2 で増員でき、構成を抑えられます。ただし R2 は別途、特定小電力トランシーバーの送信機が必要です。

まず試す

同時通話の良さは、カタログより使ってみたほうが早く分かります。C-VER ではレンタルで、3日〜1ヶ月の期間から試せます。お申し込み日から最短6日後より貸出可能です。

よくある質問

同時通話は、何人まで話せますか?
機種と構成によって異なります。同時に話す人数と、通話する範囲を教えていただければ、構成をご提案します。
同時通話なら、どこでも届きますか?
いいえ。電波は遮るものに弱く、見通しが取れない場所では届きにくくなります。見通せない区間があるときは、サブマスターで中継するなどの構成を考えます。
騒音が大きい現場でも聞こえますか?
ReaCom ALVO 1.9 は ENC 2.0 を搭載し、メーカー公式カタログでは100dB超の騒音でもクリアとされています。ただし聞こえ方は装備やイヤホンで変わるため、実機で確かめることをおすすめします。
買う前に試せますか?
レンタルで試せます。期間は3〜30日で、お申し込み日から最短6日後より貸出可能です。

同時通話が合う現場か、一緒に考えます。

現場の様子(人数・広さ・騒音・装備)をお聞かせいただければ、同時通話が必要かどうかも含めてご提案します。

ファルコンに相談するレンタルで試す